スパイカル(ミヤコカブリダニ)は今年10月8日付けで野菜類の他に果樹類のハダニにも登録拡大になりました。ミヤコカブリダニは国内の果樹園等で普通に存在している捕食性カブリダニでハダニの密度抑制に大きく関与していることが知られています。
したがってこれをうまく活用すれば露地の果樹でもハダニを抑える可能性があるわけです。
しかしながらスパイカルを商業的に普及するターゲットとしてはハウス栽培のブトウ・みかん・梨を考えています。
ハウスぶどうは岡山県農業試験場で「マスカットオブアレキサンドリア」で試験されており、加湿栽培の開花期放飼(4回放飼)で長期間ハダニを抑制することが確認されております。またハウスミカンについては愛媛県果樹試験場で試験されており収穫後〜年間放飼が一つの適期として検討されています。
ハウス梨については島根県農業試験場で試験され、4月〜5月の放飼で有用性が確認されています。いづれの場合もハダニの発生初期前に放飼するのがよく、発生後や高温乾燥期の放飼は適さないようです。今後さらに放飼時期、頭数について検討し、普及する技術として確立してほしいと期待しています。