天敵通信
2003年11月発行/第10号/通算第98号
アリスタ ライフサイエンス 株式会社 アグロフロンティア部

☆ ボトキラー ☆
ダクト内投入法が10月22日付けで適用拡大になりました!
ハウス内に設置された暖房機などを利用し、毎日小量のボトキラーを粉のまま、送風用ダクトを通じてハウス内全体に飛散、循環させる方法です。
温度ムラがあるハウスは、効果のムラにつながりますので、送風ダクトの配置に留意してください。

作物名
適用病害虫名
10アール当り使用量
使用時期
本剤の使用回数
使用方法
野菜類
灰色かび病
10〜15g/日
発病前〜
発病初期
ダクト内
投入
シクラメン

(ボトキラー担当:光畑)

☆ スパイカルの果樹類への普及について ☆

スパイカル(ミヤコカブリダニ)は今年10月8日付けで野菜類の他に果樹類のハダニにも登録拡大になりました。ミヤコカブリダニは国内の果樹園等で普通に存在している捕食性カブリダニでハダニの密度抑制に大きく関与していることが知られています。
したがってこれをうまく活用すれば露地の果樹でもハダニを抑える可能性があるわけです。
しかしながらスパイカルを商業的に普及するターゲットとしてはハウス栽培のブトウ・みかん・梨を考えています。
ハウスぶどうは岡山県農業試験場で「マスカットオブアレキサンドリア」で試験されており、加湿栽培の開花期放飼(4回放飼)で長期間ハダニを抑制することが確認されております。またハウスミカンについては愛媛県果樹試験場で試験されており収穫後〜年間放飼が一つの適期として検討されています。
ハウス梨については島根県農業試験場で試験され、4月〜5月の放飼で有用性が確認されています。いづれの場合もハダニの発生初期前に放飼するのがよく、発生後や高温乾燥期の放飼は適さないようです。今後さらに放飼時期、頭数について検討し、普及する技術として確立してほしいと期待しています。

(近畿中国四国地域担当:小野 博)


☆ スパイデックスの年内最後の放飼 ☆

ハダニ防除にスパイデックスをご利用いただいている皆様。年内にもう一度仕上げ放飼をお薦めします。今年はなかなか温度が下がらず、ハダニの数もなかなか減らないという圃場が多かったのではないでしょうか。しかしこれから気温が下がっていきますので、年内に10aあたり1〜2本を仕上げとして放飼されることをお薦めします。

(天敵担当:斎木)



EDITED BY Y.SAIKI
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