天敵通信
2003年1月発行/第1号/通算第89号
アリスタ ライフサイエンス 株式会社 アグロフロンティア部

☆ ツボを探せ! ☆
現在、スパイデックスをご利用いただいている皆様へ。
そろそろツボ発生の見える圃場が出始める季節です。ツボ発生個所が2〜3箇所のうちに追加放飼、あるいはスポット防除を組み入れるのが成功の秘訣です。収穫の際にハダニのつぼを見つけたらしるしを付けておきましょう。写真のような白い吸汁痕のある葉を見つけたら裏返して見ましょう。ハダニがいるかも…。


(天敵担当:鎌田)
ハダニ吸汁痕
ハダニ吸汁痕

☆ スポット防除のお勧め ☆
暖かくなると必ず発生する飛込みのアブラムシ。アブラムシは飛び込んでからしばらくの間、ハウスサイドにコロニーを形成しています。上手な防除はこのハウスサイドのコロニーをしっかりスポット防除することです。ほうっておくと写真のように…。

アブラムシすす病
アブラムシすす病

天敵をお使いいただいている方でよく耳にするのが『どの薬剤が使えるのかわからない』との声。スポット防除ならば天敵に影響がある薬剤でもご使用いただけます。

(天敵担当:鎌田)

☆ タイリクが大活躍 ☆
茨城県のJAしおさい管内はピーマンの大産地として高知県、宮崎県と共に全国に知られております。ピーマンの害虫として防除困難なアザミウマ類の防除に天敵を利用し高い効果を挙げ、高品質のピーマンを生産し市場から好評を得ています。そこで活躍しているのが天敵農薬でタイリクヒメハナカメムシを成分とする「タイリク」です。昨年の8月下旬に定植、9月下旬から10月中下旬にかけて2回放飼し現在順調に定着し成果が出ています。減農薬栽培に欠かせない天敵農薬を是非お験し下さい。


(関東地区技術顧問:厚井 隆志)

ピーマンの栽培状況
[1]ピーマンの栽培状況
ピーマンの花に寄生するヒラズアザミウマの幼虫・成虫
[2]ピーマンの花に寄生する
ヒラズハナアザミウマの幼虫・成虫

☆ 害虫と雑草の関係は? ☆
皆さん、こんにちは、九州地区・沖縄・高知・山口を担当しております川畑です。さて、今回は天敵導入⇒成功の過程において、意外と見落としがちであります「除草」の重要性に就いて述べてみます。
天敵導入の成功の鍵は、害虫の初期発生モニタリング(或いはスケジュール導入)、化学農薬との併用、防虫ネットなどあります。と、その前に、ハウス内外の除草はお済みになりましたでしょうか?
そこで、具体的にどの雑草に何の害虫がつくのかに就いて、静岡県病害虫防除所の元所長池田先生が発表された資料がありますのでご参照下さい。


  ミナミキイロアザミウマ ミカンキイロアザミウマ コナジラミ類 ハダニ類 アブラムシ類 マメハモグリバエ ハスモンヨトウ タバコガ ヨトウガ
*ヒメムカシヨモギ ×
*オオアレチノギク ×
ヨモギ × × ×  
*セイタカアワダチソウ × ×
オニタビラコ × × × × × × × ×
*セイヨウタンポポ × × × × × ×
*ハルジョオン × × × × × × ×
*ヒメジョオン × × × × × × ×
ハルノノゲシ × × × × × × ×
ノボロギク × × × × × ×
*メマツヨイグサ
(アレチマツヨイグサ)
× × × × × × × ×
*オランダミミナグサ × × × × × × × ×
ハコベ × × × × × × × ×
 注)*印は帰化植物

参考になると思います。如何でしょうか?それでは、また!

(九州・沖縄・高知・山口担当:川畑)

☆ これから伸びる野菜 ☆
年初の日本農業新聞での特集で「これから伸びる野菜」の企画がありました。
「増加が期待される野菜ベスト40」等で高糖度トマト、ゴーヤ、ダダチャ豆、エリンギ、ブロッコリー、ベビーリーフ、国産パプリカ、ミズナ、ルッコラ、アスパラガス等がベスト10に入りました。弊社取り扱いのエンザの中玉トマト(ファンゴッホ、レンブラント)やパプリカ(スペシャル、フィエスタ、プレジデント)等もまさにこれから市場関係者の注目を集めていくようです。ファンゴッホはテレビでも話題になりました。また最近は夏秋栽培のパプリカも増えてきました。栽培には若干コツがあり、はじめは容易ではないかもしれませんが、ご興味を持って頂ける方は是非お問合せ下さい。


(種子担当:吉田)

☆ 農業新聞に掲載されました ☆
天敵タイリクを使ってピーマンを栽培されている高知県の安芸市の紹介が2003年1月21日付けの日本農業新聞に掲載されました。

日本農業新聞 2003年1月21日号


EDITED BY Y.SAIKI
Arysta LifeScience Corporation