FAQ
生物防除・天敵関係
天敵利用編へ在来種編へ
 
Q1.
スパイデックススパイカルの違いは?
A1.
A. スパイカルは色々な餌を食べることができるのでハダニの発生が見られる前でも放飼できます。
スパイデックスはハダニも発生直後が放飼タイミングです。
基本的に秋に2本程度、春に1−3本程度使用するのが定番です。
Q2.
イチゴのダニにスパイデックススパイカルを使うのですが、使えるダニ剤は?
A2.
マイトコーネ、オサダン、カーラ、カネマイトなどが試験結果によると影響が少ないようです。ダニ剤でもカブリダニには効果がないことが興味ぶかいところです。しかしなるべくまかないようにしてください。水でも天敵は溺れ死にます。
スピノエース、コロマイトは卵に影響があるので使用しないでください。(野菜茶試データ)
Q3.
スパイデックス(チリカブリ)とハダニが混在していますが、ダニ剤をまくべきか、がまんすべきか?
A3.
一に我慢、二に我慢です。通常の条件であれば1−2週間でハダニを食べつくします。
Q4.
スパイカルスパイデックスは共食いをしないか?
A4.
A. シャーレのようなところに閉じ込めないかぎり共食いは問題とはなりません。
これはタイリクなどでも同様でククメリスを食べないわけではないが、好みの
食物ではないようで、スリップス、ハダニなどのほうを選んで食べるようです。
Q5.
トマトをビニールハウスで栽培しています。ダニが発生していますので、天敵資材で押さえればと思っていますが、スパイデックスはトマトにはあまり向かないようなこともでていました。
夏の時期に、トマトに上記の天敵資材は有効に使えますでしょうか?多少なりとも効果があるなら、導入したいと思っています。
A5.
ご指摘の通り、トマトでのスパイデックスの定着はあまり良くありません。原因は特定できていませんが、トマトから分泌されるトマチン(摂食阻害物質)を嫌うのかもしれないなどと推測されています。スパイカルも同様だと考えられます。

ですので、トマトで使用する場合は
@放飼量を多くすること(1反につき2〜3本)
A定期的に放飼すること(たとえば毎月1回など)
などの工夫をすれば効果は期待できます。

これからの時期使うのであれば、高温期向きのスパイカルの方がお勧めです(ただし40℃以上になるようであれば、生存困難になりますが)。また、もし既にハダニ密度が高まっているような場合は、一旦天敵に影響の少ない薬剤で密度を落としてから、天敵を入れてください。

Q6.
ククメリスカブリダニは、ハダニの卵を捕食するということだが、チリダニ、ナミハダニ、カンザワハダニ全ての卵を捕食するのでしょうか?
A6.
ククメリスはナミ・カンザワ・及びチリダニの卵を食べることはありますが、スリップス幼虫がいない場合だけです。ククメリス単独でナミハダニ・カンザワハダニの防除を試みてもなかなか
うまくいかないのが実状ですね。(ハダニ増殖スピード>ククメリス捕食量)
Q7.
オンシツツヤコバチ(弊社商品名:エンストリップ)とサバクツヤコバチ(弊社商品名:エルカード)の違いについて教えてください。
A7.
まず、オンシツツヤコバチの方がサバクツヤコバチより効果が出るのが早いでしょう。また、サバクツヤコバチは高温時期(夏頃)に適しており、オンシツツヤコバチは春・秋の時期に適しています。サバクツヤコバチの長所として、シルバーリーフコナジラミへの寄生率が非常に高いです(オンシツツヤコバチはさほどではない)。
外見上の特徴として、オンシツツヤコバチはコナジラミに寄生すると、黒色のマミーとなり、発見するのが比較的簡単ですが、サバクツヤコバチのマミーは黄色のため、作物体上で発見するのがやや難しいのが難点です。
Q8.
ボタニガードと殺菌剤の混用適否表を送付してください。
A8.
ボタニガードESに対する各種薬剤の影響表は こちら
Q9.
水耕栽培でサンチュベビーリーフを栽培しております。減農薬でやってきましたが、アブラムシだけが残っております。微生物資材を使いたいとおもいますが、どれがいいのか教えてください。
A9.
現在、アブラムシ対象で利用できる微生物農薬というと
バータレックになります。

ご利用上の注意点としては
アブラムシに直接かかるように散布する
・温度18〜30℃、湿度80%以上を約半日程度維持できる条件で使用する
・1週間おきに3〜4回散布する
といったことになります。
Q10.
トマト、またはきゅうりの圃場で、アブラムシ灰色カビ病が発生しました。
アブラムシ灰色カビ病防除のため、微生物殺虫剤(バータレック)と微生物殺菌剤(TMボトキラー水和剤)の混用散布は可能なのでしょうか?また、混用することで効果低くなるのでしょうか?
A10.
バータレック)の有効成分:バーティシリウム・レカニ胞子は虫体へ付着、(TMボトキラー水和剤)の有効成分:バチルス・ズブチリス芽胞は植物体上に付着し増殖するので、作用部位が異なります。特段混用することで、効果面での影響はありません。(バータレック)の高い効果を得るには、高湿条件が最も適しているのですが、一方で、病害を助長する可能性もゼロではないために、(TMボトキラー水和剤)などの剤を予防的に導入するのは、有効な手段といえます。
Q11.
現在、キクミカンキイロアザミウマの防除体系にマイコタールを組み込むことを検討しております。導入する際の参考にしたいと考えておりますので2点ほど教えていただけないでしょうか?
1)オランダのキク栽培においての使用事例
2)基本的に殺菌剤との混用は考えておりませんが、近接散布した際に影響を及ぼす薬剤が解っておりましたら、お教えいただけないでしょうか?
A11.
1)についてですが、キクでの利用は国内での利用がほとんどだと思われます。害虫に薬液を直接接触させること、高湿度の維持および複数回(3〜4回)散布が基本となります。

2)混用事例集を添付いたします。菌糸の発芽に影響のある殺菌剤であっても4日以上空けていただければ、影響はかなり少なくなると考えられます。
Q12.
夏でも天敵は使えますか?
A12.
天敵昆虫は作物が枯れないレベルの暑さであれば耐えられます。作物の葉の表面は絶えず蒸散をおこなっており葉面の近くの温度は低いことが知られています。夏場の天敵の使い方は(どの季節でも基本的には同じですが)害虫の数が少ないうちから放飼することが非常に重要です。コナジラミであれば1週間にホリバーに5頭以下、それ以上であればホリバーをコナジラミの多い株の上部に大めに吊り下げます。株あたり2枚以上。タイリク、ハダニについては花、あるいは葉あたり対象害虫一頭以下でないと効果がでてくるまでに時間がかかります。要は害虫の発見をいかに早くするかということです。
▲TOP

Q1.
在来種の利用でもネットの展張は必要ですか?
A1.
はい。在来種のマルハナバチであっても施設の出入り口と換気部分には、必ずネットを展張してください。マルハナバチの安定的な活動と生産性を向上させるためには、ハウスの外に蜂を逃がさない管理が必須条件です。また、在来種であっても大量増殖された1種類の昆虫を野に放つことは、生態系に悪影響を及ぼします。マルハナバチを将来に亘り皆様に安心してご利用頂くためには、ネットの展張を徹底していただくことが重要です。
Q2.
クロマルハナバチは北海道で使えますか?
A2.
申し訳ございません。クロマルハナバチは北海道には分布していないため、ご利用いただくことができません。現在、北海道に生息しているエゾオオマルハナバチの実用化に関する研究を進めています。
Q3.
クロマルハナバチの性能は、セイヨウ種と同じですか?
A3.
1群当たりの受粉可能面積や平均利用期間には差がありません。受粉能力は在来種もセイヨウ種も同等です。ただし、生態的な特徴差から、クロマルハナバチの方が、巣の発達により花粉を必要とするなど、セイヨウ種との利用方法に異なる点がございますので、ご利用前には必ず弊社もしくはご購入先に使用方法をご確認ください。また、説明会なども実施させていただいておりますので、ご要望いただけますれば幸いです。
Q4.
クロマルハナバチが利用できる作物は?
A4.
すでに多くの作物でご利用いただいております。トマト、ミニ、中玉トマト、ナスはもちろん、いちご、きゅうり、メロン、シシトウなどの果菜類を始め、最近ではハウスモモ、オウトウなどの施設果樹にも利用範囲が広がっています。
Q5.
クロマルハナバチの農薬の影響について知りたいのですが?
A5.
今のところ、化学農薬との併用についてはセイヨウ種と同じ影響日数でご利用いただいております。化学農薬との併用についてはセイヨウ種と同じ影響については今後、データや情報収集を行い、セイヨウ種と異なる事例や結果が得られたものについては順次お知らせしたいと考えています。
Q6.
紫外線カットフィルムの影響は?
A6.
こちらも農薬と同様、現在試験等を行って情報の充実を図っております。
Q7.
クロマルハナバチを使うときのコツは?
A7.
クロマルハナバチは導入直後の管理が最も大切です。設置方法(十分な静置時間、日除け)、開門時のハウスの温度(25度前後)、トマトの花粉の有無、農薬の影響などに注意して、初期飛行を成功させれば、その後も順調に訪花し続けます。また、巣やバイトマークを毎日確認することが巣の異常の早期発見につながります。バイトマークが濃すぎたり、巣の角に幼虫が捨てられている場合は花粉不足の可能性があるので、添付花粉を与えてください。また、成長が良い巣では、導入1ヶ月後頃から糖液が不足する危険性があります。
Q8.
黄色い雄バチが出てきたら終わりなの?
A8.
クロマルハナバチは女王蜂、働き蜂(黒色)とオス蜂(黄色)が見分けやすい特徴があります。ご購入いただいた際、もしくはハウスに導入した直後からオス蜂が数匹見られることがありますが、雄蜂が羽化していてもコロニーは終わりではありません。クロマルハナバチではオス蜂が生まれた後に働き蜂が生まれてくることが多々あります。また、オス蜂や新女王蜂の生産が2ヶ月以上続くことも稀ではありません。オス蜂や新女王蜂を育てる為には、たくさんの花粉を必要とします。そのため、働き蜂の活動はむしろ非常に活発になります。花粉をたくさん巣に持って帰れるように、たくさんの花が咲いている環境を整えて下さい。巣箱の寿命は必ずバイトマークの有無で確認をして下さい。バイトマークが見られなくなった際に、ハウス内、巣箱内に黒い蜂が見られず、黄色い蜂しかいないような状態であれば交換の目安となります。



※セイヨウオオマルハナバチの利用について
セイヨウオオマルハナバチは平成18年9月に外来生物法の特定外来生物に指定されました。外来生物法は正式名称を「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」といい、特定外来生物に指定されると飼育、栽培、保管、運搬されることが原則禁止となります。ただし、トマトの授粉など農業に使用されるものは、「生業の維持」の目的にあたり、ハチの逸出を防ぐ措置がとられている施設の中であれば、最寄の地方環境事務所から許可を得たうえで継続して使用することができますので、下記リンクより詳細をご確認ください。

環境省 自然環境局 野生生物課 外来生物対策室
▲TOP
文責 和田哲夫




Arysta LifeScience Corporation
 
サイトポリシー